糖尿病と運動について|糖尿病外来専門 山王内科クリニック

どんな運動がいい?(糖尿病と運動)

運動療法はインスリンの感受性の改善が目的

 いつでも、どこでも、できれば毎日できる運動がベストです。(歩行が最適です)運動の強さは「楽である」「ややきつい」といった体感を目安にして、運動時の脈拍数を100から120拍/分以内にとどめます。歩行運動では1回15分~30分以上で、1日2回できるだけ毎日行います。

運動の目安

 しかし、運動で消費するエネルギーは多くありません。たとえば、アイスクリーム120g(240kcal)を食べると、それを消費するためには60分以上のウォーキングをしなければなりません。(糖尿病のコントロールが極端に悪い場合、眼底出血がある場合、心臓病や腰痛症がある場合は、運動を始める前に主治医に相談しましょう)
 体脂肪を1kg減らすには、7000kcal消費しなければなりません。ジョギングでも100kcal消費するには約10分かかります。よって、脂肪1kgを落とすには、700分ものジョギングしなければなりません。
 短期間の運動だけで消費するのは困難です。運動療法の目的はインスリンの感受性の改善が主で、運動療法での大量のエネルギー消費は不可能と考えてください。